皆さんこんにちは。
ネコのとうふです。
今回は、だれでも一度は考えたことのある人類最大の疑問といっても過言ではない、
「人生の意味」についてお話していきます。
なにごとに関しても言えることですが、それをする意味がわからなければ、イヤになったり、苦手意識を持ってしまうことがあります。
例えば、あなたはなぜ仕事をするのでしょうか。
お金のため、仕事自体が好きだから、競争が楽しい、職場の人が好きだからなど、さまざまな理由(=仕事をする意味)があります。
逆に、仕事をする意味がわからなければ、仕事をするということが苦痛に感じるのではないでしょうか。
あなたも「意味がない」と感じることはやりたくないですよね。
誰だって何かをするためには、それを裏付ける理由や意味が必要なのかもしれません。
人生にも同じことが言えます。
しかし、人生の意味は?と質問をすると、「意味はない」と答える人がとても多い印象を受けます。
このような悲観的な考えを持っていては、人生を楽しむのは難しいでしょう。
ただ、不安やストレスが蔓延するこの社会で、行き場のない不満を持っている人はたくさんいます。現代社会では、人生に意味を見つけるということ自体が、難しいようにも思えます。
実は、私自身「人生に意味はない」と考えるタイプのひとでした。
当然、そのような考えを持っていた私は、人生を楽しめていませんでした。
それどころか、自分の仕事や将来について不安をためるばかりで、精神的に不安定になるような時期もありました。
そんな時に出会ったのが、アラン・ワッツの『『ラットレース』から抜け出す方法』という本です。
もともとのタイトルは”The book: On the taboo against knowing who you are”(直訳:自分を知るというタブーについての本)で、私たちはそもそも一体誰なのかということについて、東洋思想の観点から教えてくれる名著です。
私はこの本を読んで、ほんとうに人生が変わったといっても過言ではないほどの衝撃を受けました。また、この本を読んだことがきっかけとなり、日々の中で幸せや感謝の気持ちをよく感じるようになりました。
今回は、本書からアラン・ワッツの人生に対する考えを引用しながら、
あなたと一緒に人生の意味について考えていきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください!
アラン・ワッツとは
作家で講演者として有名なアラン・ワッツは、東洋思想を最初に解釈し西洋の聴衆に広めた人の一人です。
イギリス出身のアラン・ワッツは、司祭職を経験しのちに仏教研究を始め、1956年にラジオ番組を始めました。
彼のラジオトークは全国的に放映され、60年代のカウンターカルチャー運動に大きな影響を与えました。
アラン・ワッツは禅を学ぶために日本を訪れ、彼のもっとも有名な著書の一つである『禅(Zen)』を書き上げたこともあります。
彼の本は、東洋思想を西洋に広めたということでよく知られていますが、とても分かりやすい上に東洋の哲学がしっかりと説明されているので、東洋の人にこそ読んでほしいくらいです。
人生の意味 By アラン・ワッツ
哲学パフォーマーとしても知られるアラン・ワッツは、さまざまな講演をし、世界中の人々の心を動かしました。
そんなアラン・ワッツは人生の意味について次のように話しています。
人生の意味は人生そのものである。
出典:https://www.sloww.co/alan-watts-quotes/
この言葉を聞いてもあまりピンとこない人は多いのではないでしょうか。
今回は、この記事を読んでくれているあなたに、この言葉の私なりの解釈を紹介します。
人生は山登り
私の趣味の一つに山登りがあります。
そして友人を誘って、山を登りに行くことがよくあるのですが、山登りが大好きになる人がいれば、もう山登りはいいかなと感じる人もいます。
一体その違いはなんでしょうか。
実は、山登りが好きな人とそうでない人には、一つの大きな違いがあるのです。
それは、山登りの目的です。
山登りがあまり好きではいと感じる人は、大抵の場合、山の頂上に到達することを目標としています。
そのため、頂上に向けて登っている間はゴールを意識している、つまりモチベーションがあるので、山登りを苦に感じることはりません。
しかし、山頂に到達した瞬間、彼らの目的は達成されてしまいます。
結果として、彼らは目標を見失ってしまうのです。
それからの道のりはまさに地獄。彼らは、登ってきた長い道のりを、目的を持たずに、もう一度歩かなければならないのです。
これでは、山登りが好きになれないのも当然ですね。
反対に、山登りが好きな人は、何を目的としているのでしょうか。
結論からいうと、彼らに特別な目的はありません。
どちらかというと、行きから帰りまでの道のり全てに彼らは魅力を感じるのです。
特定の目標はなく、むしろ、山登りというプロセス全体が好きなのです。
彼らの目的は、山頂ではなく、自然の中を歩くことや、所々で景色を眺めること。
山登り好きの目的は山登り自体であるといえますね。
そのため、山登り好きにとっては、帰りも行きと同じくらいの魅力が詰まっているのです。
よく子どものころに、「帰るまでが遠足」と言われたかもしれませんが、まさにその通りですね!
人生にも同じことが言えるかもしれません。
人生好きになる
では、人生好き好きの目的は何でしょう?
山登り好きと同じように、人生好きの人生の目的は、人生そのものです。
そのため、彼らは人生に飽きたりすることはありません。
もちろん山登りのように、きついときもあれば、楽なときもあります。
しかし彼らは、そのプロセスそのものが大好きなんです。
壮大な目標をもっていたり目的意識がつよければ、日々の小さな幸せを見逃してしまうことになりかねません。
また、もし目的を達成したとしても、それから何をすればいいのかわからなくなってしまう人はたくさんいます。
山登りと同じように、人生は山あり谷ありです。
その中で、どの地点に到達するかが重要なのではなく、
山を登ること=人生をいきること、それ自体が私たちが生まれてきた理由なのかもしれません。
また、「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざがありますが、
「大きな目的を達成することで幸せになろうとするよりも、今あることを大切にする方が良い」と解釈することもできるのではないでしょうか。
アラン・ワッツの人生観
最後にアラン・ワッツの人生観がよくわかる名言を引用していきます。
人生の意味は生きるということ、それだけです。
とても単純で、シンプルなことですが、誰もが”自分を超えた何か”を達成する必要があると信じてパニックになっています。
人生の本当の秘密を教えます。
– あなたが今ここでやっていることに全力を注ぐことです。
そして、それを仕事と呼ぶのではなく、それが遊びであることを認識してください。
人間は、神々が楽しみのために作ったもの(人生)を真剣に受け止めるから苦しむのだ。
出典:https://www.sloww.co/alan-watts-quotes/
最後に
今回は、人生の意味について、アラン・ワッツの言葉を引用しながら説明してきました。
人生の意味については、人類のほとんどの人が考えるテーマでもありますが、
考えれば考えるほど難しい問題です。
私もよく行き詰まりを感じた時にこのアラン・ワッツに言葉を思い出して、
力を抜くことを意識しています。
しかし、どの本から得た知識を持っても不安やいら立ちが消えないということもあります。
そんな時に私が利用するのは、オンラインのカウンセリングです。
実は私、カウンセリングは効果もわからないし、ちょっと胡散臭いとも思っていたのですが、
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